所長挨拶

御社の「強み」は何でしょうか。特殊な機能を実現できることでしょうか。品質が他社製品よりもよいことでしょうか。優れたデザイン力があることでしょうか。顧客のニーズをうまく捉えることができることでしょうか。あるいは、長年培った信用の賜物でしょうか。御社の「強み」が何であれ、顧客はその「強み」を基に御社の製品やサービスを選択しています。つまり、「強み」は御社が生み出している付加価値の源泉なのであって、御社の大切な財産です。

しかし、不動産や設備等の目に見える財産と異なり、「強み」は目に見えづらいもの、気づきづらいものです。このため、「強み」の発掘や、その維持管理・適切な活用が疎かになりがちです。

多くの「強み」は、生み出された時から適切に把握し、分類し、その特性に応じた権利取得のための手続き及び将来の法的手続きを見据えた管理を行ってこそ、安定的な財産とできます。すなわち、可視化された、金銭的評価も可能な知「財」とすることができます。逆に、それを怠ると、自分の財産と思っていたものが、いつのまにか誰でも自由に使えるようになってしまうことにもなりかねません。御社では、「強み」の発掘・管理が十分にできているでしょうか。「強み」を知「財」にまで引き上げることができているでしょうか。

弊所では、開所以来５０余年に亘り、国内外での特許、実用新案、意匠、商標といった権利の取得に関する業務に取り組んで参りました。近年は、その経験を活かしつつ、さらに、権利取得の前あるいは後の、また権利取得を伴わないものも含めた、知「財」全体の管理・活用にも対応できるよう、鋭意研鑽に努めております。

御社の「強み」を、知「財」に変えるお手伝いをさせて頂ければ、これに勝る喜びはありません。